こんにちは。
いつもRESHブログを閲覧頂き、ありがとうございます。
今日は2013年英国出張の際に立ち寄ったノーザンプトンミュージアムを少しご紹介します。
こちらは考古学的資料とも呼べるローマ時代のサンダルや、ノーザンプトンの靴産業にまつわる物品が展示されています。
まずこちらは
紀元前218年、37頭もの象を伴いローマを目指しアルプスを越えた名将ハンニバル・バルカを描いたイタリア映画「ハンニバル」撮影の為に今は亡きロータス社が作った象のブーツです。
そしてソールの仕上げに使うフィニッシャー
こちらはエルトン・ジョンが1975年公開のイギリス映画「トミー」で履いたDr.マーチンのブーツ。ウィキペディアによると、エルトン・ジョンは撮影中に使ったこのブーツを気に入り、撮影後にスタッフに頼み込んで譲ってもらった。だがその後飽きてしまったらしく、競売に出されたそうです。
こちらはソールに描かれた華やかな絵柄。当時の職人はこうして技術を競い合ってきたんですね。
こちらはソールを縫う底縫い機です。日本で一般的なマッケイ製法をイギリスではブレイク製法と呼びます。これは機械を開発したライアン・ブレイクと、その機械の権利を買い取り改良したゴードン・マッケイにちなみます。
こちらはローマ時代の靴のパーツです。よく残っていたなと感心します。
他にもノーザンプトンの歴史にまつわる展示がされていたり、靴の写真集やグッズの販売もされています。ノーザンプトンを訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄って頂きたい場所です。
このミュージアムは改装中、さらに現在コロナウィルスにより休業が続いているようです。
英国も日本も世界中大変な状況ですが、一刻も早く安心して暮らせるように、力を合わせて乗り越えましょう!