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今日のお題は、英国のウェルドレッサーと言えば必ず名前の挙がる「プリンス・チャールズ」にちなんだ修理、「チャールズパッチ」です。
チャールズ皇太子の愛用するジョン・ロブ・ロンドンに、革が接ぎ当てて修理されている事から、名付けられたようです。
ちなみにビスポークシューメーカーとして知られるジェイソン・アムスベリーの顧客も、ロンドンロブにチャールズパッチを施して履き続けるようです。まさに英国紳士です。
しかし実際に、ひび割れたり破れたりした靴のアッパー(甲革)に革を当てる場合、非常に悩ましい問題があります。
革のデザインは?大きさはどのくらい?厚みは?色は?キャップの角度に合わせる?それともクォーターの切り替えに合わせる?
元々のデザインのように自然にできればベストですが、難しい(もちろん全身全霊でがんばりますが)
あえてパッチワーク的に貼るならやり易いかと言えば、それはそれで悩む。どの道悩むのですが、見本があればイメージが共有し易いですよね。
こちらは大きく貼り込んだタイプ。そして
ヒールカップをカバーしたタイプ、
スニーカーのつま先部分に大きくカバーしたタイプ、
そしてチャールズパッチからは外れますが、
チャーチの履き口破れを
補強しました。
今回はブローギング(穴飾り)を再現しています。
皆さまのお好みに最大限お応えいたします。
ぜひご相談くださいませ。