Crockett&Jones
2012年以降公開の映画「007」でジェームズ・ボンド役の
ダニエル・クレイグが着用したモデルが
世界的に入手困難になったというエピソードがあります。
男が憧れるブランドのひとつ
「クロケット&ジョーンズ」
今日のモデルはWestbourne(ウェストボーン)
程よいロングノーズにシャープなチゼルトゥを組み合わせたデザインで、
サイドのエッジを利かせた主力ラスト「348」を採用したスマートなモデルです。
それではオールソールの仕上がりをご覧頂く、、、
その前に、
RESHでのオールソール交換についてご説明させていただきます。
弊社ではオールソール交換の間、RESHオリジナル「リペアラスト」を入れて作業致します。
これにより
1.修理中のアッパーのシェイプや材質の保持が容易になり、細かい所ではくるぶし周りのトップラインが歪むこともなくなる。
2.修理中にインソール下部とアッパー、ライニングそれにウェルト(細革)を接合する「掬い縫い」が緩まなくなり、履き込んだフットプリントも含めてインソールの形状が保持し易くなる。
3.シャンク(土踏まず部のインソールとアウトソールの間に内蔵される、靴の背骨的な補強芯)が修理中にズレや歪みを起こさなくなり、それらが原因で修理後発生することがある「不快な音」も鳴り難くなる。
4.イギリス製の靴の一大特徴である「アウトソール接地面の丸み」をしっかり復元できるようになり、その側面も波打たせずに仕上げることが容易になる。
以上のような大きなメリットがあります。
これで安心して新しいソールに貼り替えが可能になります。
今回は英国ハルボロラバー社のダイナイトソールに貼り替えました。
「ダイナイトソール」とは、ハルボロラバー社が1910年に開発した「スタッデッドソール」のこと。
工場が「昼も夜もなく」稼働していたことから、
デイ(day)ナイト(night)=デイナイトソールという名前になり
このソールが日本に輸入される際に「ダイナイト」ソールになったようです。
こちらは「スプリングライン社」に貼られていたポスターです。
その昔は「リッジウェイソール」や「メドウェイソール」も「ダイナイトシリーズ」だったことがわかります。
すべりにくい履き心地の秘密はこの突起(スタッド)と絶妙なゴムの粘り気です。
ダイナイトソール15,000円+TAX
納期2週間
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